「家庭教師」なのか「個別指導塾」なのか。実情は・・・
「うちの子は成績が悪いし、集団だとついていけないから、1:1じゃないとダメなのよ。」
「家庭教師と個別指導塾、どちらがいいかしらね?」
という下りを何度聴かせて頂いたことでしょう。
残念ながら
多くの親御さんが個別指導塾(以下、個別塾)のことを誤解されています。
個別塾がどんなところかわかっていません。
まずは
個別塾のことを知って頂きたいと思います。
個別塾は基本、1:1ではありません。(月10万程度するところは別ですが)
一人の先生が
数名の生徒を見る体制です。
少ないところは先生1人に対して生徒2人。
ですが、
正直なところ、安い塾で
1:2では経営がなりたたないので、(運よく人が少ないときは除く)
大体
1:4
くらいでしょうか。
そうなると
生徒としてはどういう状況になってしまうのか。
図解します。
図
←★→
〇|〇|〇|〇
(★が先生で、生徒が〇で、|は仕切りだと思ってください。)
これで
各生徒にプリントが配られてそれをひたすら解いていきます。
一回の授業で大体80分前後。
80分を平等に4人で割ると
一人当たりの持ち時間は?
そう。
20分です。
しかも
私の経験上、平等になることはまずありません。
少し手ごわり癖のある生徒さんがいれば、長くなってしまうし
塾の実績が残せそうなやる気のある生徒には(テスト前は特に)つきっきりにもなる可能性があります。
そうなってくるとどうでしょうか。
成績のよろしくない
特にやる気のない
生徒さんは
わからない問題のあるプリントを見つめて
一人で何をしているでしょうか。
個別指導は多くの親御さんのイメージしているような個別ではありません。
一瞬個別なだけです。
ただ
そういう個別でも伸びる生徒さんはいることも伝えておかなければなりません。
以上のことを踏まえて
改めて
「家庭教師」なのか「個別指導塾」なのかについて
論議できることと思います。
勉強についていけない状況のお子さんであれば
完全に1:1の家庭教師をお勧めします。
完全に1:1であっても
すべて自分の時間に使える状況であっても
一つのことを理解させるのは大変なのですから。
家庭教師のあすなろ家庭教師のトライ